今回の変更には共通した狙いがあります。「同じことを入力できる場所を 1 つに絞る」ことです。
交通費は一括入力の画面へ、調整は専用ページへ、請求書の金額は案件のほうへ、単価は単価設定表へ。入力箇所が 2 つあると金額が食い違うため、それぞれ 1 か所にまとめています。そのぶん「まとめて入力できる」画面が増えました。
気になる点や「ここは今までどおりがいい」という箇所があれば、遠慮なくお知らせください。
① ダッシュボード
― 配置枠・調整一括入力・交通費一括入力
毎日の配置作業をおこなう画面が、いちばん大きく変わります。
新システムのダッシュボードは、これまでどおり 1 日ぶんの配置をカンバンで一覧する画面です。日付を切り替えて、その日の案件と配置状況を見る、という使い方は変わりません。
大きく変わるのは次の 3 点です。いずれも「1 件ずつ開いて入力していた作業を、まとめて片づけられるようにする」という方向の変更です。
1
案件のなかに「配置枠」を作ってから、人を入れる
時間帯と単価区分は「枠」が持ちます。人はその枠に入れます。
これまで
案件に時間帯・単価区分をひとつ持たせ、そこへスタッフを配置していた要確認
→
これから
案件のなかに「終日 2 名」「午前 1 名」のように枠を作り、枠を選んでから人を入れる
撮影ダッシュボードのカンバン全体。複数の枠を持つ案件カード(「複数時間帯」バッジ付き)が入るように。
撮影配置モーダル。左で枠を選び、スタッフを複数選んで「N 名を配置」する直前の状態。
- 枠を選ぶ → 人をまとめて選ぶ → 配置の順番になります。1 人ずつ登録しなくても、複数名を一度に入れられます。
- 配置したあとの一覧で、役割とリーダーを行ごとに指定します。
- 単価区分は枠が正本なので、配置した行ごとに単価が食い違うことがなくなります。時間帯や単価を変えるときは枠のほうを直すか、別の枠へ移します。
- 同じスタッフを同じ日の時間が重なる現場に入れようとすると、選択画面で赤く警告します(選べなくはしません。午前と午後で 2 現場、といった判断は担当者側でできます)。
案件を作るときは、枠を最低 1 つ作っていただく形になります。旧システムから引き継いだ枠なしの案件は、参照のみで配置追加ができないため「枠へ移行」の案内が出ます。
2
調整(増減額)は専用ページで日付ぶんまとめて入力
案件を 1 件ずつ開かなくても、その日の調整をまとめて入れられます。
これまで
案件・配置を 1 件ずつ開いて、そのつど調整額を入力していた要確認
→
これから
調整一括入力ページで、顧客ごとにまとめて案件の請求調整とスタッフの支払調整を入力
撮影調整一括入力ページ。顧客のかたまりが開いていて、案件の下にスタッフの行が並んでいる状態。
- 顧客ごとにまとまって表示され、案件の顧客請求の調整と、その下にスタッフ支払の調整が並びます。
- 入力してもすぐには保存されません。まとめて保存したときに確定します。うまくいかなかった顧客ぶんだけ入力が残るので、そこだけやり直せます。
- 案件別の調整はこのページが正本です。案件編集画面からは入力できなくなり、表示のみになります(入力箇所が 2 つあると金額が食い違うため)。
3
交通費は当日ぶんを 1 画面で、請求と支払の両方まとめて
「今日の交通費、まだ入れていないのが何件あるか」がダッシュボードで分かります。
これまで
あとから案件を開いて、1 件ずつ交通費を入力していた
→
これから
ダッシュボードの「当日交通費 一括入力」から、その日ぶんをまとめて入力
撮影ダッシュボード上部のバー。「⚠ 本日 交通費未入力 N 件」バッジと「当日交通費 一括入力」ボタンが写るように。
撮影交通費一括入力の画面。顧客ヘッダーの一括適用と、行の「最寄駅/請求/支払」が見えるところ。
- 請求顧客に請求する交通費と、支払スタッフに支払う交通費を、同じ行で並べて入力します。色で見分けられます。
- 顧客ヘッダーからエリアのプリセットを選んで、その顧客の全行に一括で反映できます。支払側には「請求額を 1,000 円単位に切り上げてコピー」もあります。
- 最寄駅とバス利用も同じ行で入力できます。
- 各行に「請求は済み/支払がまだ」が印で出るので、入れ忘れが残りません。未入力が 0 件になるとダッシュボードのバッジも消えます。
- 外注先の行は支払側が対象外(グレーアウト)です。請求側だけ入力します。
交通費の入力箇所はこの画面に一本化されます。配置画面から交通費の入力欄はなくなります。
② 請求
― 確認・発行・入金確認
請求書は「作る」ものから「できているものを確かめて出す」ものに変わります。
請求のいちばん大きな変更は、請求書を作る操作がなくなることです。案件を登録した時点で、その顧客・その請求月の請求書が下書きとして用意され、案件と配置の内容がそのまま明細に反映されます。
担当者の仕事は「作る」から「中身を確かめて、発行する」に変わります。
1
請求書は案件を登録した時点で用意されています
「一括生成」のような、請求書を作るボタンはありません。
これまで
月末などに請求書をまとめて生成する操作をしていた
→
これから
案件を登録・変更すると、その顧客の請求月の下書きが自動で用意される
撮影請求書一覧。「下書き」「確認済」「送付済」「入金済」など状態のちがう行が混ざって見えるところ。
- 請求月は顧客ごとの締め日から自動で決まります。締め日を変えたときも、請求書の所属月が自動で付け替わります。
- 明細は案件と配置から常に最新が反映されます。あとから配置を足しても、請求書側の作業は要りません。
- 同じ顧客・同じ月に請求書が二重にできることはありません。
発行済み(送付済)の請求書がある月に、あとから案件の日付や顧客を変えようとすると、システムが止めます。先にその請求書を取消すか、訂正して再発行してください。
2
金額は請求書では直せません。案件のほうで直します
直せる場所を 1 つにして、金額の食い違いを防ぎます。
撮影請求書詳細。金額欄にカーソルを当てて「案件で直す」案内が出ているところ。
- 数量・単価・小計・税・調整といった金額の欄は読み取り専用です。クリックすると案件画面へのリンクが出ます。
- 直せるのは請求日・支払期限・宛名・件名・備考です(下書きと確認済のあいだのみ)。番頭さんのダブルチェックで見つけた誤字は、ここで直せます。
- 単価がマスタから引けない明細があると、一覧に「未設定 N 件」と出ます。そのままでは発行できません。
3
確認 → 発行 → 入金確認。ボタンを押した結果として状態が進みます
状態を直接書き換える欄はありません。日付も操作の結果として入ります。
- 下書き
- →
- 確認済
- →
- 送付済
- →
- 入金済
| 操作 | 何が起きるか |
| 一覧で行を選ぶ | 右側に請求書の見た目がそのまま出ます。状態は変わりません。中身を確かめるだけならこれで足ります。 |
| 確認 | ダブルチェックが済んだ印です。必須ではありません(誰がいつ確認したかが残ります)。 |
| 発行 | 押すと確認画面が開き、実際に印刷される PDF そのものが出ます。レイアウトをここで確かめてから確定します。確定すると PDF を焼き付けて保存し、状態が「送付済」になります(印刷=発送を 1 回の操作にまとめました)。 |
| 入金確認 | 入金日を記録します。日付は当日以外も指定できます(月末まとめて確認する運用に対応)。 |
撮影発行の確認画面。実際に印刷される PDF が出て、前回と金額が変わっている場合は差分(例「鳶 ¥45,000 → ¥60,000」)も並びます。
- 発行のときに前回との金額差分を出します。「知らないうちに金額が変わっていた」を防ぐためです。
- 発行した PDF はその時点の内容で固定されます。あとから案件を直しても、発行済みの PDF は変わりません。あとで開き直しても、出したものと同じ PDF が出ます。
- 消費税は発行のときに確定します。発行前の合計額は税抜で表示されます。
発行後に間違いが見つかったときは、上書きせず「訂正再発行」を使います。元の請求書は「訂正済」として履歴に残り、同じ請求書番号で新しい請求書ができます。理由の入力が必須です。
4
出したくない請求書は「保留」で止められます
止まっている理由が画面に出るので、うっかり発行しません。
- 保留にした請求書は発行ボタンが出なくなり、一覧でも警告色になります。「解除」で元の状態に戻ります。
- 顧客マスタで請求停止にしている顧客の請求書は、画面上部に理由が出て発行ボタンが押せません。
- 取消は理由の入力が必須です。取消した請求書は売上の集計から外れます(入金済みのものは、先に入金の取消が必要です)。
③ 支払
― 支払範囲・支払準備・外注請求・払戻し(赤伝)
「どこまで支払うか」を選べるようになり、スタッフと外注先で扱いが分かれます。
支払画面は左右 2 つのペインに分かれます。左で人(スタッフ・外注先)を選び、右でその人の未払いと支払いを扱うという形です。
変更点は 4 つあります。とくに外注先はスタッフとまったく別の扱いになる点をご確認ください。
1
支払う範囲は、そのつど選びます
週払いでも月払いでも、締め日に縛られません。
これまで
月の区切りを前提に、その月ぶんをまとめて支払っていた要確認
→
これから
未払いの配置をチェックで選んで「支払準備」。残りは次回に回せる
- 未払い
- →
- 支払準備中
- →
- 支払待ち
- →
- 支払済
撮影支払画面の全体。左の一覧(未払い金額の大きい順)と、右の未払い配置のチェックボックスが見えるところ。
- 左の一覧は未払い金額の大きい順に並びます。「大きいものから片付ける」順序です。在籍している方は未払いが無くてもグレーで下に並ぶので、一覧から人が消えることはありません。
- 「支払準備中」のあいだは支払全体の最終調整を足せます。確定すると足せなくなります。
- いったん止めたいときは「保留」。解除すると元の状態に戻ります。
- 支払は 1 件ずつ実行します。まとめて支払済にする操作はありません(振込 1 件と伝票 1 件を対応させるためです)。
単価がマスタから引けない配置があると、支払準備の段階で止まります。未払合計のカードにも「単価未設定 N 件(金額に未計上)」と出るので、表示金額が実際より少ないことが分かります。
2
外注先は「月ごと・先方の請求書額」で確定します
こちらの概算ではなく、先方の請求書の金額に合わせます。
撮影左で外注先を選んだ状態。対象月と「先方請求書額」の入力欄が見えるところ。
- 対象月の配置から概算を出したうえで、先方の請求書額を入力して確定します。差額は「先方請求書差額」という 1 行の調整として記録され、確定額が先方の請求書とぴったり一致します。
- 外注先の支払には交通費を含めません(交通費は顧客への請求側だけに載ります)。
- 外注先には人工割を適用しません。また源泉徴収もしません。
- 1 社から複数人来る場合は人数で扱います(単価 × 人数)。明細では 1 人単価と人数を並べて出すので、先方の請求書と突き合わせられます。
- 1 つの月・1 つの外注先につき、生きている支払伝票は1 枚だけです。直すときは取消してから再確定します。
| スタッフ | 外注先 |
| 支払の単位 | 選んだ配置ぶん(何回でも) | 月ごとに 1 枚 |
| 交通費 | 含める | 含めない |
| 人工割 | 適用する | 適用しない |
| 源泉徴収 | する | しない |
| 支払明細書 | 発行する | 発行しない(先方が請求書を発行) |
3
払戻し(赤伝)は、元の伝票を書き換えずに作ります
支払済みのものを直すときは、反対の伝票を 1 枚起こします。
→
これから
元をそのまま残し、符号を反転した払戻し伝票を作って相殺する
撮影返戻(払戻し)作成画面。元の支払の内容と、理由コードの選択が見えるところ。
- 元の伝票はそのまま残ります。あとから「いつ・いくら・なぜ戻したか」を追えます。
- 理由コードの選択が必須です(理由コードはマスタで管理します → ⑥ 各種マスタ)。「その他」を選んだ場合は備考も必須です。
- 源泉徴収も含めて反転するので、支払額・源泉・差引支給額のすべてが正しく相殺されます。
- 同じ支払に対して払戻しを 2 回作ることはできません。
4
給料明細書は様式を刷新し、確定のときに 1 枚焼き付けます
これまでの縦向きの明細書から、A4 横向きの新しい様式に変わります。
→
これから
A4 横向きに刷新。1 行 = 1 現場で、作業日から合計までを横一列に並べます
撮影給料明細書の PDF(A4 横)。作業日・案件名・単価・交通費・源泉徴収・合計の列が見えるところ。
- 支払準備中は「明細を確認」で下見ができます(保存されません)。確定すると1 回だけ焼き付けて保存し、以後は同じものが出ます。
- 1 回の支払 = 明細書 1 枚です。同じ月に 2 回支払った方には明細書が 2 枚できます(月ごとに 1 枚へまとめません)。
- 支払対象期間は実際の作業日から出します(「◯月度」ではありません)。
- 払戻しの明細書は「給料明細書(返戻)」として、元の明細を反転した形で出ます。
- 様式の刷新にあわせて「職長 / 時間外 / 残業 / 移動 / 数量」の列は廃止しました(新システムで扱っていない項目のため)。「開始時間」は残しています。
支払済みの伝票は、画面の「支払済一覧」タブにまとまります。ここから内訳の確認・明細書の再表示・払戻しの作成ができます。
④ 売上分析
― カスタム範囲
見たい期間を自由に指定できて、集計は自動で最新になります。
売上分析は経営の数字を見る画面に純化しました。税理士さんへ出す帳票はこの画面から ⑤ 決算 へ移しています。
見るのは、売上(税込)・支払・粗利・案件件数・配置件数の 5 つです。
1
ふだんは月送り。必要なときだけ範囲を指定します
「今月」「先月」のボタンを探さなくても、矢印だけで動かせます。
これまで
期間の指定方法が複数あり、どれを使うか迷いやすかった要確認
→
これから
‹ 2026年3月 › の月送りが基本。複数月を見たいときだけ範囲指定を開く
撮影売上分析の上部。月送りと、売上・支払・粗利などのカードが並んでいるところ。
撮影範囲指定を開いた状態(例: 2025年4月〜2026年3月)。「単月に戻す」が見えるところ。
- 複数月を選ぶと「日別」は自動で隠れます(日別は 1 か月ぶんのみ)。押せないボタンをグレーで残さない作りにしています。
- 画面のURL をコピーして送れば、同じ期間・同じ表示の画面が相手にも開きます。
2
集計の「更新」ボタンはありません
画面を開いたときに、古い月だけ自動で計算し直します。
- 案件や支払が変わった月は自動で計算し直されます。計算中は「更新中」と出て、終わると数字が入れ替わります。
- 支払がまだ確定していない月は「概算含」のバッジが付きます。粗利にも付くので、確定前の数字だと分かります。
- 確定した年度の数字は動きません(→ ⑤ 決算)。
「集計を更新」「当月を再計算」といった手押しのボタンは置きません。押し忘れによる古い数字が出ないようにするためです。
3
前の期間との比較が、常に出ます
前期比と前年同期比を、カードごとに ▲▼ で表示します。
- 前期比(直前の同じ長さの期間)と前年同期比(1 年前の同じ月)を並べて出します。
- 会計年度まる 1 年を選んだときは、前期比と前年同期比が同じになるため前年同期比だけを出します。
- 顧客名を選ぶと、その顧客の直近 12 か月の推移が横から開きます(画面全体の数字は全社のまま変わりません)。
撮影顧客を選んで詳細が横から開いた状態。直近 12 か月の推移が見えるところ。
4
年度比較タブ ― 直近 3 年度を月ごとに並べます
今年度は当月までの累計、過去年度は 1 年ぶんを表示します。
撮影年度比較タブ。会計年度の各月 × 3 年度の表が見えるところ。
- 会計年度の区切りは決算月の設定から決まります(→ ⑥ 各種マスタ)。
- まだ来ていない月は — で表示します。
- 年度は左右の矢印だけで移動します。未来の年度は選べません。
売上の金額は税込です。粗利は「税込売上 − 支払(源泉を引く前の額)」で、これまでの計算方法と同じ考え方です。
⑤ 決算
― 税理士レポートと年度確定
月ごとの締め作業がなくなり、年度末の確定と税理士さんへの提出物だけが残ります。
決算画面は 「税理士レポート」 と 「年度確定」 の 2 つだけです。ここが経理・税務のための画面で、経営の数字を見る ④ 売上分析 とは役割を分けています。
1
月ごとの「確定」作業はなくなります
月次の集計は、売上分析を開いたときに自動で最新になります。
これまで
月ごとに集計を確定する(または再集計する)操作があった
→
これから
月の確定・解除・再集計の操作はありません。数字は自動で最新になります
- 案件・請求・支払が変わった月は自動で計算し直されます。締め忘れで古い数字が残ることがなくなります。
- 締めるのは年度の区切りだけです(下記 3)。
ご案内の予告では「月毎確定・年度確定」とお伝えしていましたが、設計を見直して月ごとの確定操作は置かないことになりました。締め忘れによる数字のずれを構造的に無くすためです。
2
税理士さん向けの帳票 4 種は、この画面に集約しました
売上分析の画面からこちらへ移しています。
撮影決算画面の「税理士レポート」セクション。年度セレクトと 4 種のエクスポートが見えるところ。
| 帳票 | 内容 | 形式 |
| 企業別売上(月別) | 指定した月の、顧客ごとの税込売上 | PDF(A4 印刷用) |
| 企業別売上(年間) | 年度の、顧客 × 12 か月のクロス集計 | Excel |
| 区分別支払(月別) | スタッフ / 外注別の月別支払。源泉徴収・インボイス番号つき | Excel(2 ファイル) |
| 区分別支払(年間) | 年間の、人ごとの支払合計 | Excel |
- 自社スタッフは一般 / 学生 / 親方で区分します。親方(個人事業主)は外注側のシートに一体で表示します(源泉なし・インボイス番号あり、という実態に合わせるためです)。
- 売上は交通費(諸経費)を含んだ税込の合計を使います。これまでと同じ考え方です。
- 区分別支払は、売上分析の数字と同じ計算から出しています(帳票と画面で金額が食い違わないようにしています)。
親方の区分をあとから変えると、過去の確定済みの支払も外注側の表示に移ります。ただし、一般だった時期に実際に徴収した源泉は、その金額のまま外注側に残ります(実際に納付した額を変えないためです)。
3
年度確定は「取り消せない」操作です
確定するとその年度の請求・案件・配置が編集できなくなります。
撮影「年度確定」セクション。赤いボタンと「⚠ 不可逆」バッジが見えるところ。
撮影確認ダイアログ。未発行の請求・未入金・未確定の支払の件数が出ているところ。
- 実行できるのは管理者(admin)だけです。確認は2 段階で、年度を打ち込んでいただきます。
- 実行前に未処理の件数(未発行の請求 / 発行済み未入金 / 未確定の支払)を一覧で出します。残っていても年度は閉じられます(意図的に請求しない案件がある場合に備えています)。チェックを入れてご承認いただく形です。
- 確定すると、その年度の入金済みの請求書と、その年度に属する案件・配置が編集できなくなります。金額に影響する支払の操作も止まります。
- 解除する機能はありません。画面上にもボタンを置いていません。
- いつ・誰が確定したかが画面に残ります。
「あとで直せる」前提の操作ではありません。実行のタイミングは、税理士さんとご相談のうえで決めてください。
⑥ 各種マスタ
― エリア・単価・理由コードなど
8 種類のマスタが 1 つの入口にまとまり、単価は表でまとめて編集できます。
マスタは8 種類です。「マスタ管理」を開くとカードが並び、そこから各画面へ進みます。
自社情報 / 顧客 / スタッフ / 外注 / 交通費 / 単価 / 作業詳細 / 理由コード(新設)
1
単価は「単価設定表」で一覧のまま編集します
1 人ずつ開かなくても、表の上で直せます。
これまで
スタッフや顧客を 1 件ずつ開いて単価を入れていた要確認
→
これから
スタッフ / 顧客 / 外注先を切り替えて、表の上で直接編集
撮影単価マスタの「単価設定表」タブ。行に人/顧客、列に単価種別が並んだ表。
- スタッフ・顧客・外注先の詳細画面では単価は見るだけで、「単価設定表で編集 ↗」から該当の行へ飛びます。直せる場所を 1 つにしています。
- 一括投入ができます。ある単価種別を全スタッフ / 全顧客 / 全外注先へまとめて入れられます(「未設定のところだけ入れる」「既存も上書きする」を選べます)。
- 未設定のセルは — で表示します。空欄で保存すると、そのセルは未設定に戻ります。
- 新しいスタッフ・顧客を登録すると、基本単価の行が必ず 1 件できます。単価が未設定のまま配置すると、¥0 で通らずエラーになります。
単価種別は標準で 8 種類あり、名前の変更や削除はできません。特定の顧客だけの単価が必要なときは、その顧客専用の種別を追加して吸収します。
2
理由コードのマスタができました
調整や払戻しの理由を、その場で自由入力せず選ぶ形にします。
撮影理由コードマスタ。「調整」「返戻」の 2 タブと一覧が見えるところ。
- 調整用と返戻(払戻し)用の 2 つのタブに分かれます。
- 理由ごとに「どの支払先に使えるか(スタッフ / 外注先)」「備考を必須にするか」を設定できます。
- 最初から入っている標準の理由は名前は変えられますが、削除はできません(過去の伝票が参照しているためです)。
- あとから集計するときに、理由ごとの内訳を出せるようになります。
3
「削除」ではなく「休眠」で管理します
使わなくなったものを、消さずに一覧から下げます。
- 退職したスタッフ・取引の終わった顧客は休眠にします。過去の案件・請求・支払はそのまま残り、選択肢には出てこなくなります。
- マスタ画面に削除・復元のボタンは置きません。消したつもりで過去の伝票が壊れる事故を防ぐためです。
4
そのほかの変更
自社情報・顧客・スタッフまわりの細かい追加です。
撮影マスタ管理のハブ画面。8 枚のカードが並んでいるところ。
- 自社情報は「自社情報」と「会計設定」の 2 つに分かれます。決算月・源泉徴収のしきい値・人工割の式は会計設定にあり、管理者のみが編集できます(それ以外の方には、あることは見えて触れない形で表示します)。
- ロゴと印影は自社情報からアップロードします(PNG / JPEG、5MB まで)。請求書 PDF に反映されます。
- 顧客の内部識別名を持てます。同じ会社名の取引先が複数あるときに社内で見分けるための欄で、請求書などの出力物には一切出ません。
- スタッフの口座番号は既定で末尾 4 桁のみ表示します(••••1234)。表示の切り替えで全桁を見られます。
- 交通費エリアのマスタは、ダッシュボードの交通費一括入力でプリセットとして使われます(→ ① ダッシュボード)。
- 人工割は自社スタッフのみに適用します。外注先のマスタには人工割・人数係数の欄を置いていません。